ハーレクイン・シリーズ
ある日アンバーのもとに、思いがけず元夫から電話がかかってきた。元夫のバロンは銀幕の世界で活躍する人気俳優で、二人は数年前、彼がアンバーの住む町に撮影に来たことで出会った。バロンがハリウッドの世界によくいがちな、女好きのプレイボーイだと気づいたのは、結婚後のことだ。離婚してからはいっさい連絡を取り合わず、アンバーは若さゆえに情熱に走ったことを悔やんで生きてきた。もう彼とはかかわりたくない……いいえ、かかわるわけにはいかない。その一心で電話を切ろうとするアンバーに、バロンは冷ややかに言った。「なぜ君がぼくを避けるか、理由はわかっている」
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2010年08月05日
-
- 著者
- アン・メイジャー
-
- 訳者
- 早川麻百合
-
- 定価
- 734円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-51394-6
-
- 書籍番号
- D-1394
-
モニター
元夫婦のヒーローとヒロイン。お互い惹かれあっているのにヒロインが隠し事をしているためなかなかうまくいきません。惹かれる想いがお互い強いため疑い深くなったり嫉妬心に苦しめられたりでしたが、ヒーローがヒロインが思うほどいい加減でなく素敵な人だったのであっという間に読み終えていました。
-
モニター
「くそっ、前にも増してきれいになったな」と、7年も前に別れた夫から言われたら、どんなにいいか!その夫が、男の色香ただよう人気の映画俳優ならなおのこと。若き日、不安と猜疑心から別れたものの、せつない恋心を抱いたままの再会。主人公アンバーは、おとなの女性に成長し、自分を信じ、そして相手を信頼することが「愛」につながることだと知る。読むにつれ、もつれた糸が解けるように、互いの素顔が見えてくるのが胸に響く。
-
モニター
ヒーローの魅力に再び強く惹かれながらも、守りたいもののために嵐の海のように乱れるヒロインの心に引き込まれ、どんどん先へ読み進めてしまいます。抗いがたい引力のようなヒーローの魅力が銀幕スターらしくて刺激的でした。
-
モニター
ハリウッドスターとの恋って憧れるけどとても難しいものだとわかりました。アンバーとバロンはお互いに好きだったのにボタンの掛け違いにより一度は別れてしまった。再会した二人がどうなっていくのか、アンバーがずっと隠し続けてきたことがバロンに知られた時どうなるか、ドキドキしながら読みました。
-
モニター
女性ならば誰もが憧れるセクシーなスターとの恋。主人公のアンバーが元夫バロンと落ちたのもそんな夢のようなロマンスだった。だが、現実はそんなに甘くなく...。自立した大人の女性であるアンバーが昔の愛に悩み傷つきながらも少しづつ前に進んでいく姿に共感した。仕事を持ち、悩みながら生きていく現代の女性にもとろけるような愛は必要なのだ。いつでも恋は現実を夢のような物語に変えてくれる力を持っているのだ。
-
モニター
大スターの男性との結婚。結局うまくいかずに別れてしまうことになるけど、それでも、再会した瞬間にそんなことは忘れてしまうくらいの激しい情熱が襲ってくる、そんな感情に揺れ動くさまがとても共感できます。素晴らしいリゾートの描写、主人公たちの行き違いのはがゆさ、めくるめくような情熱・・・。一気に読んでしまいました!
USAトゥデイのベストセラーリストに載り、他の大人気作家たちからも賛辞を寄せられる。中でもサンドラ・ブラウンは〝表紙に彼女の名前がある――すなわち、その本はいい読み物を意味する〟と絶賛。生粋のテキサス人で、英文学とスペイン文学の修士号を持ち、二年間教師をしていたこともある。英語、スペイン語はもちろん、フランス語も堪能。作家としての輝かしいキャリアに加え、三十年続けてきたピアノのほうもプロ並みの腕前。旅行に行くのが好きで、趣味は夫とコロラド山中をハイキングすることだという。