ハーレクイン・シリーズ
成功した実業家で評判のプレイボーイ、ルーク・ホロウェイにサラは臨時秘書として雇われた。彼は別れた恋人を彷彿とさせる仕事人間。前の恋に傷つき、男性不信になっていたサラだったが、ルークの人柄に触れ、徐々に好感を持つようになる。ある週末、サラは休みを返上してルークの仕事につきあった。彼が買収を考えているホテルを女性の目で評価するためだ。しかし、行ってみると外観もスタッフの応対もひどいもの。そのせいで同じ部屋に泊まることになってしまった二人は、長い夜が明けたとき、ついに情熱を抑えきれなくなり……。
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- 頁数
- 192頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年07月20日
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- 著者
- ケイト・ハーディ
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- 訳者
- 雨宮幸子
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51392-2
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- 書籍番号
- D-1392
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モニター
主人公のサラと、彼女の雇い主ルーク、それぞれが抱える心の傷が、二人の出会いから少しずつ消えていく様子が、心にじんわり温かく染み渡っていきました。二人とも、好きになってもそれを安易に100%の表現で相手に伝えず、思わせぶりな態度をとらずに、相手に対する気持ちを正直に、マイナス面も含めて伝え合っていくセリフが、ぐっときました。
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モニター
素直でさっぱりとした性格のヒロインと、実直でそれゆえに自分の家族の過去に苦しむヒーロー。今まで仕事もできてこんなに性格のいいカップルいたでしょうか? おかげでストレスなく読めました。家族との過去を話せないヒーロー、それに不安を覚えるヒロイン、どちらの気持ちもわかるだけに途中苦しくなりましたが、最後はやっぱりハーレクイン。私の中では一番好感が持てるカップルでした!
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モニター
実業家で遊び人と評判のヒーロー・ルークと彼に臨時秘書として雇われたヒロイン・サラとのラブストーリーです。ルークは、過去にあった家族との確執から、結婚という形から目を逸らしたまま、女性とも深く付き合わないでいる。一方サラも、ルークに対し過去に別れた恋人に似ていると、いい感情を持っていなかったのに、徐々に二人が意識し合い、惹かれていく様子にドキドキしました。また、サラが頑ななルークの心の扉を少しずつ開けていく所に好感が持てました。
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モニター
過去、自分の家族に背を向けた為に、自分の気持ちに壁を作るヒーローと、誰にでも心を開いて打ち解けてしまう性格の為に傷付けられてしまった経験を持つヒロイン。互いに仕事へ個人的な感情を持ち込むまいと一線を引いていますが、出張を切っ掛けに恋人関係へと発展します。自分とは正反対のヒロインに、どんどん惹かれていってしまうヒーローの気持ちの切なさが伝わってきて、あっという間に読み終えてしまいました。スピンオフが出版されれば是非読んでみたい作品になると思います。
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モニター
カリスマ社長と有能秘書の恋愛。よくあるパターンですが、その社長と秘書が、たとえば対等な立場だったら? 社長のルークは実業家で仕事人間。一方、サラはフリーのオフィス・トラブルシューター。臨時の秘書として雇われ、有能という評判をルークの前で実践してみせます。ルークを尊重しながらも自分の意見はハキハキ言う。そんな対等な関係は私たちの憧れであり、そこで芽生えた恋愛感情もやはり対等で、現実に起こり得る気分にさせてくれます。
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モニター
重要文化財に指定されている家に大きな果樹園。仲の良い両親ときょうだい。温かさを感じる家族の中で育ったサラが羨ましくなりました。一言で言えば仕事のできる男と女のロマンスですが、心に負った傷のために恋愛に臆病になる二人。ヒロインの妊娠に心無い言葉を浴びせるヒーローというよくあるパターンだったけど、カリムとの会話で自分の気持ちに気づくルークがかわいくて胸キュンでした。
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ryoko
社長と秘書というありがちな設定なのですが、とても楽しめました。ヒロインが誠実な大人の女性で好感が持てすんなり感情移入できました。日本人女性はこういうヒロインは好きなんじゃないかと思いますよ。靴が大好きなヒロインがとてもかわいく、おしゃれに思えました。
イギリスの作家。六歳の誕生日に両親からもらったタイプライターで初めての小説を書き上げた。大人になってからは健康関連の広報として働きながらロマンスの小編を執筆していたが、夫にアドバイスされ、経験を生かしたメディカルロマンスを書き始めた。現在はイングランド東部に夫と子供二人、愛犬二匹とともに、たくさんの本に囲まれて暮らしている。