ハーレクイン・シリーズ
「なぜ僕をそんなに嫌うんだ?」そう尋ねるジェシー・キングを、ベラは思い切りにらみつけた。ジェシーは三カ月前にモーガン・ビーチの町に越してきた実業家だ。ジェシーがやってきて、モーガン・ビーチは一変した。うらぶれたメインストリートの店は買収されて近代的に改装され、町は活気づき、住民はみな喜んでいる――ベラをのぞいて。ベラは“利益が第一”というジェシーの考え方が気に入らなかった。でもジェシーにつらく当たるいちばんの理由は、別にある。彼は本当に私のことを覚えていないのだろうか……。三年前の砂浜での一夜を思い返し、ベラは一人胸を痛めた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年07月20日
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- 著者
- モーリーン・チャイルド
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- 訳者
- 藤峰みちか
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51390-8
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- 書籍番号
- D-1390
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- ミニシリーズ
- キング家の花嫁
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モニター
三か月前の出来事を忘れてしまったかの彼。彼は、わたしのことがわからない…三か月前に深く傷つけられたヒロインは、彼のこと、彼の仕事を毛嫌いする。彼も会うたびに争いごとになるヒロインのことが気になってしかたがない。ふたりのすれ違うこころや感情が町の開発問題と並行してくりひろげられます。はじめて読む作家さんの作品で、読み応えがありました。
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モニター
3ヶ月前、町にやってきた実業家は、3年前にあった出来事を覚えていない。
それも、その翌日ですら、相手が誰であったかも覚えていなかった。その彼が始めた町の開発に、一人抵抗するヒロイン・・・・。初めて読んだ作家さんでしたが、引き込まれるように読んでしまいました。シリーズ物との事ですので、他の物も読んでみたいと思いました。 -
モニター
砂浜で忘れられない一夜を過ごした彼との3年ぶりの再会を果たすも、彼は私に気付いていない…? 仕事にやりがいを持ち自立して生きるヒロインが魅力的。せつない想いを胸に秘め仕事に打ち込むが、気持ちとうらはらに彼はビジネスでのライバルとなっていき…と息もつかせぬ二人のやり取りと展開にハラハラ! 海辺のシチュエーションも美しく素敵。
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モニター
3年前に一夜を過ごした男性は、翌日ヒロインの顔も覚えていなかった・・・これが深い傷となり、忘れたくても忘れられない人として心に残ります。3年後に再会するも顔を見ても思い出せない彼と、傷を抱えつつも彼に魅かれていることを否定できないヒロイン。なかなか素直になれないヒロインの気持ちが丁寧に描かれていて共感できました。
旅行をこよなく愛する彼女は、機会さえあれば夫と連れだって研究旅行に出かける。ハッピーエンドが大好きで、今でもこの職業を世界最高と自負している。現在は夫と子ども二人、それに誇大妄想気味のゴールデン・リトリーバーとともに南カリフォルニアに暮らす。ウォールデンブックスのベストセラーリストに登場歴を持つ。