ハーレクイン・シリーズ
華やかな祝勝会のなか、ヴァージニアは悲壮な決意を胸にF1レースの花形ドライバー、マルコ・モレッティを見つめていた。かつてヴァージニアの祖母はマルコの祖父との恋に破れ、復讐を誓い、いにしえの魔術を用いて彼とその一族に呪いをかけた。だが反動で、自らの子孫にまで不幸を呼び寄せ、愛を手にできない運命にしてしまったのだ。このまま一人で一生を終えたくはない……その一心で、ヴァージニアは長年研究をおこない、呪いを解く方法を見つけた。それは、モレッティ家の血を引く子供を彼女が産むこと。そして今夜、ついに目的を果たすためヴァージニアは動き出した。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年02月20日
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- 著者
- キャサリン・ガーベラ
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- 訳者
- 桂真樹
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51360-1
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- 書籍番号
- D-1360
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- ミニシリーズ
- モレッティ一族の呪い
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モニター
ヴァージニアとマルコの一族が互いに不幸な運命にあるのは本当に呪いのせいなのか…二人で過ごす夢のような日々にうっとりしたかと思えばヴァージニアの中で揺れ動くマルコへの気持ちやマルコの葛藤に切なかったりもどかしかったり…次々に変わる感情にワクワクしながら読みました。二人が結ばれることで長い間求め合っていた魂がやっと寄り添えてみんなに幸せが訪れると思います。マルコの兄たちにも。
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モニター
兄弟もので、三男から始まるのって珍しいです。表紙のモデルは、ヒロインのイメージそのまま。決して派手ではないけれど、誠実で優しい女性です。読み進むうちに、一生そばに居て欲しいとヒーローが望むのは当然だなと思いました。F1レーサーであるヒーローはけっこう柔軟な思考の持ち主。そしてヒロインをすごく大事に扱ってくれる様子に、うっとりです。呪いについてはこの巻では解決しません。気になります~!
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モニター
孤独な生い立ちと思いを抱えるヴァージニアが不幸な呪いを解くため、悩みながらも行動を開始します。一方、呪いを掛けられたモレッティ家三男のマルコはかつて兄弟3人で愛よりも富を手にすることを誓い合っていました。そんな二人が惹かれあって...「どうなるの~?」とドキドキしながらも一気に読み終えることができました。三部作とのことですので、モレテッィ家の次男アントニオと長男ドミニクのお話もとても楽しみです。
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モニター
バージニアの祖母は恋に破れた腹いせに相手一族にいにしえの魔術を使って愛を手に出来ない呪いをかけた。だが、その時に誤って我が一族にまで不幸な呪いをかけてしまった。バージニアはその呪いを解き幸せになりたくて相手一族のマルコに近づく。しかし、呪いの為、やる事なす事うまくいかず思い悩むバージニア。この呪いが解けるのだろうかとハラハラしながら夢中になって読みました。
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モニター
ヒロインの祖母による呪いによるものかもしれませんが、出会った時からヒーローとヒロインはお互いに惹かれ合います。呪いを解きお互いの一族が幸せになれるようにという目的がやがて二人にとって辛いものになっていくという展開はドキドキし、切なくなります。この呪いは悲しい思いから始まりましたが、二人が真に結ばれることにより呪いという効力は弱まり幸せへと変わっていくというドラマティックさもあります。3兄弟の恋が全て成就した時が、一体どうなるのだろうと思うととても楽しみになります。
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モニター
呪いを解くためにヒーローに近づいたヒロインですが、最初からお互いに相手に惹かれ求め合います。恋をしないと誓っていたヒーローですが、言葉とは裏腹にヒロインへのメロメロ度といったら。3兄弟のお話なので、今後どのように呪いが完全に解けていくのか、また企業スパイの件はどうなったのかなど、まだまだ気になることだらけです。楽しみに待ってます。
フロリダで育ったのち、イリノイに引っ越した。テーマパークで知り合った夫との間に二人の子供がいる。高校時代水泳チームの練習中に物語を作り始めた。ジョージア州ロマンス作家協会マギー賞を受賞後、作家デビュー。ウォールデンブックスのベストセラーリストにも登場している。