ハーレクイン・シリーズ
妻という名の咎人
ハーレクイン・ロマンス〜伝説の名作選〜
大富豪の彼は知りもしない。私がまだ清純なままだと。
「弟を破滅させた君と、僕は結婚しようと考えている」義兄クルスの蔑むような眼差しに、トリニティは凍りついた。2年前、スペイン大富豪クルスのメイドだったトリニティは、彼の弟リオから息子たちの世話をしてくれと頼まれた。母のない双子があまりにも哀れでリオと名ばかりの結婚をしたが、いま奔放な夫は急逝し、彼女が子供たちの後見人に指名された。クルスは信じている――悪女の私が弟をたぶらかして死なせたと!愛する双子を奪われたくない一心で、彼女はクルスの言葉に従った。乱れる胸の奥で、いまだにうずく彼への想いをもてあましながら。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2023年10月05日
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- 著者
- アビー・グリーン
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- 訳者
- 山本翔子
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-52462-1
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- 書籍番号
- R-3816 (初版R-3295)
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- ミニシリーズ
- ハーレクイン・ロマンス〜伝説の名作選〜
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ロンドンに生まれ、幼少時にアイルランドに移住。10代のころに祖母の愛読していたハーレクインのロマンス小説に夢中になり、宿題を早急に片づけて読書する時間を捻出していた。短編映画のアシスタント・ディレクターという職を得るが、多忙な毎日の中でもハーレクインの小説への熱はますます募り、ある日辞職して、小説を書きはじめた。