ハーレクイン・シリーズ
理不尽な棘と愛
ワイオミングの風
彼が放ったひどい言葉は棘となって、今も私の心に突き刺さったまま……。
父の家庭内暴力に苦しみ、アビーは男性恐怖症に陥った。そんな彼女を引き取ってくれた兄夫婦が6年前に事故で亡くなり、遺された幼い姪を育てながらの暮らしも、今や困窮していた。あるとき、親戚の葬儀に出席するため故郷に戻ってきたアビーは、最も会いたくなかった男性、コーディ・バンクスと再会してしまう。彼の妻はアビーの兄夫婦の葬儀に参列した際に感染症にかかり、それがアビーと姪のせいだと、鬼のような剣幕で罵倒してきたのだ。理不尽な言いがかりによる心の傷は6年経った今も癒えておらず、恐怖に怯えたアビーは姪の手をとり、その場から逃げ出した――ほどなくコーディ・バンクスが隣人になろうとは、夢にも思わずに!
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- 頁数
- 304頁 / 新書判
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- 発行日
- 2023年06月20日
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- 著者
- ダイアナ・パーマー
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- 訳者
- 平江まゆみ
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- 定価
- 1,190円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-77317-3
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- 書籍番号
- PS-111
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- ミニシリーズ
- ワイオミングの風
シリーズロマンスの世界で、今もっとも売れている作家のひとり。1979年のデビュー当時より熱狂的なファンを数多く擁し、つねに次回作の完成が心待ちにされている。かつて新聞記者として毎日締め切りに追われる生活を経験したことから、多忙な日々をものともせず、ファンの期待に応えて情熱的な作品の執筆を続けている。ジョージア州在住。大の親日家で、日本の言葉と文化を学んでいる。2001年8月には初来日を果たし、その魅力的な人柄でファンを虜にした。〈近刊情報〉(20字×3行〜)2023年7月発売予定のHQプレゼンツ作家シリーズ別冊は、初再版となる旧作を連続でお届けいたします。5日刊『ボスと秘書の恋の密約』、20日刊『さよなら、初恋』です。