ハーレクイン・シリーズ
アマルフィの公爵
異国で迎える季節 Ⅱ
運命的な二人の出会いが悲しい波紋をひきおこす。
トラベル・コンサルタントのサブリナはアマルフィ海岸を視察中、突進してきた高級車に跳ねられそうになり崖から落ちて脚に怪我を負ってしまう。車を運転していたのは魅力的な公爵、マルコ・カルヴェッティ。マルコは歩くのもままならないサブリナを気遣い、彼女が宿泊を予定していたホテルではなく、近くにある自分の別荘に泊まればいいと提案する。戸惑いつつもありがたく招待を受けたサブリナだが、やがてあることに気がついた。別荘の使用人を始め、会う人がみな揃いも揃って、驚いた表情でサブリナを見るのだ。そこに辛い過去が隠されていることを、サブリナはまだ知らずにいた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年12月20日
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- 著者
- マリーン・ラブレース
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- 訳者
- 山口絵夢
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51348-9
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- 書籍番号
- D-1348
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- ミニシリーズ
- 異国で迎える季節
読者レビュー
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イタリアのアマルフィ海岸沿いの道路で赤いフェラーリに引かれそうになり、怪我を負ったサブリナ。相手は医師で閣下と呼ばれる公爵。しかも彼女は彼の亡き妻にそっくりといういわく付き。もう、一気に引き込まれました。とにかくゴージャスで華やかなのがいい。ナポリっ子たちの年越しの風習なども
かいま見られま~す。 -
jjy
気に入って何度も読んでいます。復讐だ裏切りだなどというお決まりの設定がないので、それぞれの過去や進行中の心の変化がしっかり書かれています。ヒーローが穏やかなのにかなり情熱的なところや、ヒロインの自立心が強いところも素敵です。ヒロインが亡き妻にそっくりだからといって、お決まりのように性格も同じと決め付ける事もなく、美しい景色が目に浮かぶようなすがすがしいお話でした。
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アメリカロマンス小説界最高峰のRITA賞をはじめ、数々の受賞歴を誇り、USAトゥデイのベストセラーリストにもしばしば登場する人気・実力ともに一流の作家。アメリカ空軍士官として、国防総省や世界各地の基地で二十三年間を過ごしたのち、小説家に転身したという異色の経歴の持ち主でもある。作品数は五十を超え、世界中で出版されている。執筆以外の時間は、彼女だけのハンサムなヒーローである夫と一緒に、旅行やゴルフ、友人や家族とのにぎやかなディナーを楽しんでいる。