ハーレクイン・シリーズ
伯爵との離れがたき絆
人生のどん底で、私は身ごもった。顔も知らない伯爵の子を。
妊娠7カ月のロザリーは執事に案内され、おどおどしながらまるで宮殿のようなベネチアの邸宅へ足を踏み入れた。場違いすぎて泣きそうだ。まさか依頼主が伯爵夫人だったなんて。代理母は引き受けたけれど、やっぱり自分の子でもあるから、おなかの子は渡せないと言いたい。断られるに決まっていても。だが、見たこともないほど魅力的な伯爵は彼女の妊娠すら信じず、奥さまに確認してほしいと言っても蔑みの目を向けつづけた。伯爵夫人は夫に内緒で代理母を雇っていたの? それはなぜ?そのとき、伯爵が言った。「妻は死んだんだ。愛人と一緒にね」
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2021年02月20日
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- 著者
- ジェニー・ルーカス
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- 訳者
- 水月遙
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2021年02月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13561-2
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- 書籍番号
- R-3561
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書店を経営する両親のもと、たくさんの本に囲まれ、アイダホ州の小さな町で遠い国々を夢見て育つ。16歳でヨーロッパへの一人旅を経験して以来、アルバイトをしながらアメリカ中を旅する。22歳でのちに夫となる男性に出会い、大学で英文学の学位を取得した1年後、小説を書き始めた。育児に追われている今は執筆活動を通して大好きな旅をしているという。