ハーレクイン・シリーズ
伯爵が愛した灰かぶり
伯爵の目に飛び込んできたのは、王女のドレスをまとった、清貧の乙女。
両親亡き後、エレナーは老婦人の付添人としてつましく働いていたが、ある日突然、婦人の親戚ラヴェナム伯爵からプロポーズされる。ハンサムでやさしい彼を密かに慕ってはいたけれど、話が合う君となら、ベッドで飽きてからも穏やかに暮らせるだろうから、などという理由で結婚なんて。ショックで逃げ出したエレナーは、ひょんなことから、さる公爵未亡人の町屋敷で世話になることに。事の顛末を聞いた公爵未亡人は面白がり、伯爵の追跡をかわすため、エレナーを豪華なドレスと宝石で飾り、架空の国の王女に仕立て上げた。変装の成果を試したい夫人に、あらゆる夜会や舞踏会に連れ出されるが、そこには必ず、怒りにたぎるまなざしのラヴェナム伯爵がいるのだった。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2021年02月05日
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- 著者
- アニー・バロウズ
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- 訳者
- 富永佐知子
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- 定価
- 910円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2021年01月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-59138-8
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- 書籍番号
- PHS-248
つねに本を読んでいるか、頭の中で物語を創作しているような子供だった。大学では英文学と哲学を専攻し、卒業後の進路を決めかねていたところ、数学専攻のハンサムな男性と出会い、結婚する決心をしたという。長年、2人の子供の子育てを優先してきたが、彼女の頭の中にある物語に興味を持ってくれる人がいるかもしれないと思い、小説を書きはじめた。