ハーレクイン・シリーズ
疎遠の妻と憂いの領主
ずっとあなたを愛してた。そのひとことが、言えなくて……。
良家の子女に仕えるお堅い教師キャリーには秘密があった。 17歳で情熱のおもむくまま駆け落ち結婚をして子供を産み、 やがて夫と別居したまま9年も経ってしまったなんて── さえない私が貴族の奥さまだなんて、自分でもほとんど忘れかけている。 果てしない雑務の合間に外出したある夏の昼下がり、 キャリーはあまりのショックに意識を失い、道端に倒れこんだ。 目の前に突然、馬を駆る夫が現れたのだ── 夜ごと夢のなかでキャリーを悩ませる、罪なほど魅惑的なギデオンが。 彼は馬から飛びおりると、妻のそばにひざまずいてつぶやいた。 「やっと君を見つけた。ひさしぶりだな、レディ・ラフレイン」
-
- 頁数
- 256頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2020年06月05日
-
- 著者
- エリザベス・ビーコン
-
- 訳者
- 富永佐知子
-
- 定価
- 910円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2020年05月21日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-58892-0
-
- 書籍番号
- PHS-232
風光明媚なイングランド西部に在住するリージェンシー作家。10代のころからジェイン・オースティンやシャーロット・ブロンテ、ジョージェット・ヘイヤーなどの歴史ロマンスを愛読。華麗な英国摂政期について研究し、カリスマ性のあるヒーローと気骨のあるヒロインの物語を紡ぐ仕事をこよなく愛している。