ハーレクイン・シリーズ
公爵と初恋の森
このままでは、もう一度恋をしてしまう。
そんな予感に、彼女はおびえた。
アイルランドの懐かしい古城で、キアラはトムと再会した。 十代のころ、夏の休暇のたびにこの城に仕える祖父母のもとを訪れ、 キアラは当主である公爵の子息トムと愛し合うようになった。 だが、互いにまだ18歳、主従の子同士の恋が祝福されるはずもなく、 妊娠、流産と数々の誤解を経て、二人は引き裂かれたのだった。 今、城の庭師として働くキアラは、近ごろ公爵位を継いだトムから、 城と庭を売却すると聞かされる。あの日以来この地に寄りつかず、 実業家としても大成功している彼には、思い入れなどないのだろう。 そして、キアラが思い出に胸を震わせようと、身分違いは昔のまま── ところが翌日、大雪が城を襲う。二人きりで閉じこめられて……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2019年10月05日
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- 著者
- カトリーナ・カドモア
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- 訳者
- 仁嶋いずる
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2019年09月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22581-8
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- 書籍番号
- I-2581
活字中毒のアイルランド人作家。夫と4人の子供たちと愛犬とともにコークに住む。心理学の修士号を持ち、多国籍企業で長年働いてきた彼女は、愛やハンサムな男性にまつわる白昼夢に耽るラッキーな仕事に就けたことが信じられないという。