ハーレクイン・シリーズ
教師のレイナは休暇で訪れた南の島で、海賊を思わせる老人と出会った。 聞けば、島の半分は老人の、もう半分は大富豪トールのもので、 トールは再三、島をすべて売り渡すよう老人に迫ってくるという。 大事な島を、虎の目を持つ“悪党富豪”にみすみす渡したくはないと、 老人は自分の死後に所有権をレイナに移すよう手配りして逝った。 後日、その事情を知ったレイナが戸惑っているところへ、 さっそくトールから島を売るよう迫る手紙が送りつけられる。 あのご老人の気持ちを考えれば、絶対に手放すわけにはいかないわ! だが島を再訪したとき、トールの豪華な別荘へ招かれ、レイナは震えた。 美しき悪魔と二人きり。身も心も、無事で帰れる気がしなくて……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2019年03月20日
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- 著者
- アン・ハンプソン
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- 訳者
- 富田美智子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2019年02月28日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-55450-5
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- 書籍番号
- PB-250 (初版R-394)
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モニター
レイナが老人と遭遇したことがきっかけで島を譲り受け、休暇を使って行くことに。そこで悪党のトールと会い、思わぬ展開が待ち受けていました。真実が最後まで分からず、それを早く知りたくて一気に読んでしまいました。さわやかなストーリーに好感が持てます。
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モニター
初めて読む作者だったのですが、テンポがよく一気に読み終わりました。パッチおじいさんがいい味を出していて、面白かったです。主人公たちの素直じゃない会話のやり取りなども、口が悪い所も小気味よく、痛快でさえありました。最後の甘いセリフに胸をガツンとやられました。
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HQ monitor
Day off まるまる一日、リラックスしながら読みたいストーリー。トロピカルアイランドの心地よい風に包まれ、時間さえもゆったりと流れてヒロインと同化していく……。ラスト、ヒーローのセリフが……w☆読後、南国の残り香が未だ漂っているような余韻が忘れられず...しばらく経ってまた最初から読みたくなる、初版から40年経った今でも大切にしたい、これからも語り継がれてほしいと願う、素晴らしい作品でした☆
元教師。旅行好きで、各地での見聞をとり入れて小説を書きはじめたところ好評を博し、ついに教師を辞め執筆活動に専念することにした。物語の背景として選んだ場所へは、必ず自分で足を運ぶことをモットーとしていた。70年代から活躍し、シリーズロマンスの黎明期を支えた作家の一人。