ハーレクイン・シリーズ
赤毛の貴婦人
初めて会った美貌の許婚は、
世にも傲慢不遜な領主だった。
領主サー・ロジェに嫁ぐマイナは、運悪く大嵐に見舞われ、 やっとのことで許婚の待つ城に到着した。 だが、彼女はずぶ濡れだというのに、ロジェは出迎えさえしないという。 それどころか、花嫁なぞ不要とばかりに始められた祝宴は既にたけなわ。 愕然とするマイナだったが、意を決して大広間に踏み入り、 奥の一段高い場所からこちらを見据える端整な顔の許婚を見つけた。 そして精いっぱい反抗的な挨拶をして、部屋に引き上げた。 するとしばらくして、ロジェがマイナの寝室を訪れ、 彼女の先ほどの態度を戒めるため、冷徹に釘を刺した。 「わたしの妻となる者に許されるのは、“服従”だけだ」
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2019年02月05日
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- 著者
- マーガレット・ムーア
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- 訳者
- 井上碧
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2019年01月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-58381-9
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- 書籍番号
- PHS-201 (初版HS-99)
読者レビュー
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中世のイングランドを舞台にした作品で好評を博す。特にハーレクイン・ヒストリカルのミニシリーズ〈戦士に愛を〉では、多くのファンを魅了した。作家になったきっかけは、8歳のとき友人とともに、美しい乙女とハンサムな男性が主人公の物語を作り上げたことだったと振り返る。トロント大学では文学士号を取得。現在、作品数は40を超え、フランス、イタリア、ドイツなど世界中で出版されている。