ハーレクイン・シリーズ
私があの傲慢な大富豪の新恋人ですって? ふと目に飛びこんできたゴシップ記事に、エリーは憤慨した。 デリック・ジェイムソン──あらゆる女性を虜にしてしまう魅力的な大企業のCEOは、エリーにとっては憎むべき敵なのだ。 彼女の弟を泥棒扱いし、解雇した張本人なのだから。 すぐさまデリックを訪ね、真相を確かめようとしたエリーは、 弟を救いたければ偽装婚約の契約書にサインするよう、逆に迫られる。 なぜ婚約者のふりをしなければいけないの? 馬鹿げているわ! 異議を唱えようと開きかけた唇は、一瞬にしてデリックに奪われ、 エリーはまるで魔法にかかったように陶然としてしまい……。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2019年02月20日
-
- 著者
- ヘレンケイ・ダイモン
-
- 訳者
- 八坂よしみ
-
- 定価
- 734円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2019年01月31日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-51839-2
-
- 書籍番号
- D-1839
-
詩音
偽装婚約なので好きになっちゃいけないというエリーの気持ちと偽装婚約でなく本当の婚約にしたいというデリックの気持ち、どちらもの気持ちが分かりやすく描かれており心に刺さりました。情熱的な王道のラブロマンスで私はとても好きでした。
-
じゅん
最初に読み始めたときには、少しストーリーの内容がわかりづらいなと思いました。少しずつ読み進め、ストーリーが頭に入ってきてからは大変面白かったです。美男美女は一目ぼれというのがあるんだな(笑)と思いました。エリーのドキドキする様子が伝わってきて、いい小説でした。
-
モニター
書き出しがちょっと変わっていたのでじっくりと読みました。読み進めるうちにさすがRITA賞受賞作家と感心しながらホットなロマンスも楽しませてもらいました。是非、コミカライズしていただきたいと思いました。
-
モニター
偽装婚約だと、何度も自分自身に確かめながら、情熱的に互いを求め合うヒーローとヒロインの関係がもどかしい。それに輪をかけて、女性の扱いに馴れているはずのヒーローの決定的な瞬間でのミスは、偽りの小道具だと割りきっていてもヒロインがショックを受けるのも仕方がない。所々で頭を悩ますヒロインの弟の存在もあるが、終盤まで焦れったい二人にやきもきさせられた作品だった。
離婚弁護士からロマンス作家へ転身したという経歴の持ち主。ロマンティック・サスペンスを始め、コンテンポラリー、エロティック・ロマンスなど多岐にわたる著作をベストセラーリスト入りさせ、2018年にはロマンティック・サスペンス部門でRITA賞を受賞。現在はサンディエゴに暮らす。