ハーレクイン・シリーズ
シングルマザーのロキシーは愛する娘にプレゼントを買うため、セクシーな妖精の衣装を着てクリスマス間近のデパートでアルバイトをしていた。だがその姿を片思い中の同僚ジェームズに見られてしまう。この出来事を機に、急速に距離が縮まる二人だったが……。
魅惑的な億万長者リアドに見初められ、彼の秘密の愛人になって半年。報われぬ愛の苦しみに疲れ果てたキャシディは彼の傲慢な態度に深く傷つき、別れを告げる。だが、3週間後のクリスマス・イブの深夜、思いがけず憔悴した様子のリアドが彼女のもとを訪れる。
ジュリアは大雪で難儀していた男性を自宅に招き入れた。ジャイルズと名乗るその精悍な男性は、継承した伯爵領の財政を立て直すために裕福な花嫁を探していた。彼にとっては一時のお遊びだと知りながら、ジュリアは彼の強烈な魅力に身も心もとらわれてゆく。
友好国に亡命した小国の王女サーシャは、素性を隠して新米ナニーとして働きはじめた。初めての雇い主は、国際的に活躍するビジネスマンのギャビン。一つ屋根の下で暮らし、母を亡くした子供たちに懸命に尽くすうち、ギャビンにかなわぬ恋心を抱いてしまい……。
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- 頁数
- 384頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年11月05日
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- 定価
- 1,284円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年10月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80836-3
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- 書籍番号
- X-36
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モニター
クリスマスらしいワクワク感と恋愛のドキドキ感に満ち溢れていて、幸せな気分で読むことが出来ました。特に、「伯爵と雪の華」は個人的に気に入って、ずっと男運のなかったヒロインがようやく信頼できる男性に出会い、愛というものに気付き、自分から積極的に行動する姿に憧れました。作品はどれも違ったタイプの話なので、きっと誰でもお気に入りの話に出会えるだろうなと思いました。
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くまはくまた
4つのお話それぞれがとても個性的で読み応えのある作品でした。ヒロイン、ヒーローともに時に迷い、傷つき、そして理解しあっていく様がクリスマスを迎える季節感にマッチしており、読み終わったときに「メリークリスマス」と言いたくなりました。いつも同じような作品や作者のものを読みがちなので、今まで読んだことのなかった作者を知ることができたのもよかったです。
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モニター
50ページ、100ページ、100ページ超と長さの違うお話が集められているので、その日の気分に合わせて話を選べます。また、異なる著者が描く様々なタイプのヒーローに出会えるのが魅力的。包容力のあるタイプや傲慢系ヒーローとバラエティに富んでいて楽しめます。私自身は一つ目のサラ・モーガンのお話がお気に入りです。関係を壊したくなくて踏み込めない点、相手への気持ちの期待感が湧く一方で抑えようと葛藤するところなど、ありそうなシチュエーションにもどかしさ一杯で応援しつつ一気に読み進めました。このお話以外もクリスマスらしいワクワク感があり、読み終えた後、温かな気分になれるおすすめの一冊です。
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モニター
「聖夜のフェアリーテイル」…大富豪とか超美人とかじゃなく手が届きそうな身近に感じられるカップル。応援したくなる二人でした。「真冬の千一夜」…ヒーローがヒロインに初めて声をかけるシーンのヒーローのたたずまいに胸キューーン! 「伯爵と雪の華」…ヒロインの能力の高さに感服。ヒーローのもとで手腕を発揮するヒロインを見てみたいと思わせる。「ナニーに天使の微笑みを」…ヒーローの子供たちがゆっくりだけど心を開いていくところがまたじーんとくる。
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モニター
本拝読いたしました。私は皆様と違って、ちょっと物足りない感じがしました。やっぱり短編集という事でページ数に限りがあるせいなのかもしれません。ヒーローとヒロインの関係性とか、恋に落ちる過程とか、そのあたりのやり取りが、もう一波乱あると嬉しいかな~。でも作品の中でのお気に入りは「真冬の千一夜」です。シークもので愛人。まぁ一波乱のあるお話だとは想像が付きますが、クリスマスのロマンティックなエンディングが、ハーレクインのロマンスらしくて良かったと思います。
イギリスのウィルトシャー生まれ。看護師としての訓練を受けたのち、医療関連のさまざまな仕事に携わり、その経験をもとにしてロマンス小説を書き始めた。すてきなビジネスマンと結婚して、2人の息子の母となった。アウトドアライフを愛し、とりわけスキーと散歩が大のお気に入りだという。
ロンドンに生まれ、幼少時にアイルランドに移住。10代のころに祖母の愛読していたハーレクインのロマンス小説に夢中になり、宿題を早急に片づけて読書する時間を捻出していた。短編映画のアシスタント・ディレクターという職を得るが、多忙な毎日の中でもハーレクインの小説への熱はますます募り、ある日辞職して、小説を書きはじめた。
物心ついたときから歴史に興味を抱き、8歳のときには3ページの歴史小説を書いた。地理と考古学の学位を持ち、特定の風景や場所から、小説を書くインスピレーションを得ることが多いという。とくにヴェネチアやブルゴーニュ、ギリシアの島々からはこれまでに多くのアイデアが生まれた。ヒーローのモデルにもなる最愛の夫とイングランドのベッドフォードシャーに在住。友人とフランセスカ・ショー名義での共著も多数ある。
USAトゥデイのベストセラーリストにも登場歴を持つ彼女は、アメリカのロマンス小説界でナンバーワンの売り上げを誇る人気作家。現在、家族とともに生まれ故郷のバージニアで暮らしている。コミカルでセクシー、かつ読み終えたあとも印象に残るような人物が登場する作品を好むという。そんな彼女を、超人気作家ダイアナ・パーマーも「ハーレクイン・ディザイアの作家陣のうちでもっとも優れた作家の一人」だと絶賛している。