ハーレクイン・シリーズ
恋の相手は…? Ⅱ
湖の秘密
ウエディングドレスはみごとに仕上がった。これを着て、フランは花嫁に――いや、リサのママになるのだ。そう、リサのために、フランはリトリックと結婚する。リサの願いどおりの、絵本そっくりのドレスで。リトリックの娘、母のいない六歳の娘リサが求めるママになり、あと半年という小さな命の最後の日々を幸せにするために。
無邪気な悪女
サラは家庭教師としてカリブ海の小さな島にやってきた。島に着いたサラを、雇い先の使用人らしき男性が出迎える。引き締まった男らしい体つきに、魅力的な顔立ち……。屋敷に着くと、サラはいきなり女主人に罵声を浴びせられた。「あなた、わたしの夫を誘惑しようというんじゃないでしょうね」わたしの夫? では、この人が雇い主のジェイソン?
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- 頁数
- 320頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年05月20日
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- 定価
- 1,005円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-81578-1
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- 書籍番号
- PB-78
読者レビュー
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趣の違う二つのストーリーを楽しめるのが魅力です。一話目の『湖の秘密』はベティ・ニールズお得意のオランダ人医師と看護師もの。今回は、余命いくばくもない娘を思う医師が、娘の理想であるはつかねずみのママとそっくりな看護師アンと便宜結婚をするお話です。
そしてニ話目の『無邪気な悪女』は、カリブ海の島を舞台にした情熱的な物語。家庭教師としてやってきた無垢な娘サラを巡り、愛憎が錯綜しま~す。
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英国西部の生まれ。オランダ人の夫と十二年間その故郷に住み、ベティは看護婦、夫は病院事務と、ともに病院で働いた。のち英国に戻り、一九七〇年に作家活動に入る。一九七二年に日本語版デビュー。穏やかで静かなロマンス、その優しい作風が多くのファンを魅了した。二〇〇一年六月、惜しまれつつ永遠の眠りについた。彼女が生みだした作品は百三十以上にも及んでいる。
イングランド北部の町に生まれる。息子と娘、二人のかわいい孫がいる。自分が読みたいと思うような物語を書く、というのが彼女の信念である。ハーレクイン・ロマンスに登場する前から作家として活躍していたが、このシリーズによって、一躍国際的な名声を得た。