ハーレクイン・シリーズ
シンデレラの屈辱
私は冷酷なギリシア海運王の使用人。
子を宿し、妻となった今でも。
“薄汚い娼婦”キーリーはアリストンから受けた侮辱を忘れない。 8年前、18歳だった彼女が奔放な母親の起こした不祥事のせいで深く傷ついたとき、優しく慰めてくれたのは彼だけだった。 ところが、甘いキスを交わし陶然となった彼女を突然突き放すと、 アリストンは罵声を浴びせ、振り向きもせず立ち去ったのだ。 今やギリシア一の海運王の彼は、再会するなりこう切りだした。 キーリーを多額の報酬で使用人として雇いたいというのだ。 また私を侮辱するつもり? でも介護施設の母にはお金がかかる。 承諾したキーリーは、まだ知らなかった。彼の非情すぎる計画を。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年03月05日
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- 著者
- シャロン・ケンドリック
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- 訳者
- 中村美穂
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年02月15日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13312-0
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- 書籍番号
- R-3312
読者レビュー
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モニター
お互いの育った環境が性格や行動に影響して、誤解からすれ違ってしまいますが引き合う力が強力で、お互いを徐々に理解していく様子がとても良かったです。クラシカルな俺様ヒーローに自分の望みをしっかりと伝えるヒロイン。流されないヒロインは素敵です。
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グンちゃん
読み始めて間もなく引き込まれました。ヒロインの、自分が正しいと信じる道を歩む姿に共感。次第に愛を知らないと言うよりプライドゆえに表現できない海運王の心をも溶ろけさせる。クライマックスまで一気に読める、熱い熱い物語でした。
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きみよ
いつもの大富豪と、貧しくてたくまい女性の話ね。と、軽い気持ちで読み始めたのですが、2人の展開にハラハライライラしながら知らず知らずのうちにどんどん読み進んでしまいました。
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英国のウエストロンドンに生まれ、ウィンチェスターに在住。11歳からお話作りを始め、現在まで一度もやめたことはない。アップテンポで心地よい物語、読者の心をぎゅっとつかむセクシーなヒーローを描きたいという。創作以外では、音楽鑑賞、読書、料理と食べることが趣味。娘と息子の母でもある。