ハーレクイン・シリーズ
伯爵の華麗なる復讐
まるで罰するようなキス。なんという運命の皮肉だろう。
彼女なら完璧だ! まさに月と狩猟の女神アルテミス……。旅先でアンボーン伯爵は死刑執行前夜の娘を買い取った。ある男への復讐の小道具にするために。二カ月後、伯爵が城へ戻ると、パーディタと名づけたその娘は憂愁の調べを奏で、優雅にワルツを踊ってみせた。貴婦人さながらの気品まで漂わせ、想像以上の変身ぶりだ。気づくと伯爵は彼女の唇を奪っていた。パーディタは心をかき乱された。伯爵の氷のような瞳。彼は私を汚れた女だと思い込んでいる。なのにキスをされただけで、あの苦い教訓を忘れてしまいそう。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年10月05日
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- 著者
- シルヴィア・アンドルー
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- 訳者
- 井上碧
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- 定価
- 954円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-32378-1
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- 書籍番号
- HS-378
読者レビュー
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英国の有名カレッジで長く副校長を務めていた。初めて小説を出版したのは一九九一年、ハーレクイン・ミルズ&ブーン社からで、以来、主にヒストリカルを執筆している。男性に求めるのは高潔さだと語り、政治家にそれを求めるのは難しいとも。四十年以上連れ添った夫と愛犬と共にイングランド南西部に暮らす。