ハーレクイン・シリーズ
由緒あるブロディ家の昼食会を訪れたティファニーは、 偶然ぶつかった長身の男性の顔を見て、息をのんだ。 なんてハンサムなのかしら── それは御曹司のクリスだった。 彼との会話で心弾むひとときを過ごしたティファニーだったが、 運悪く玉の輿狙いの女と誤解され、たたき出されてしまう。 職を失ったあと病に倒れ、貯金は底をつきかけていた。 次の家賃を払ったら、本当にもう一文なしだ……。 そんなティファニーの苦境を知ったクリスが持ちかけたのは、 愛人にならないかという提案だった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年12月05日
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- 著者
- サリー・ウェントワース
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- 訳者
- 平江まゆみ
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年11月15日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-55418-5
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- 書籍番号
- PB-218 (初版R-1401)
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天宮
愛人契約ものは初めて読みましたが、予想以上に面白かったです。ヒロインだけでなくヒーローの感情の動きも絡みながらストーリーが進んでいくので、思わず一気読みしてしまいました。飽きられれば別れが来るのだからと、ヒーローを愛さないように踏みとどまろうとするのが歯がゆい感じです。契約上の関係と言いつつも、二人の心が繋がるいくつかのシーンはとても素敵で印象に残りました。
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しあわせ
何気ない情景から、サラリと始まる物語。いつの間にか、読者をストーリーの中に引き込んでしまう作品。誰の心の中にも一度は憧れてしまう内容が盛り沢山で、読みはじめると、作品の中で自分自身の色々な部分が投影されている気分になってしまう。癖になりそうな作風で、次回作も期待してしまう作品です。
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“最高の贅沢は先を楽しみにすること。五年先、十年先まで同じところで暮らせること”というティファニーの生き方に共感できました。お互いに惹かれながら素直になれない二人がもどかしかったです。クリストファーのいとこ達、カーラム、レノックス、フランセスカのお話があれば読んでみたいです。
【編集部より】ご愛読ありがとうございます。電子書籍になりますが、「危険なアバンチュール」でカーラムの恋物語、「憂鬱なプリンセス」でフランセスカの恋物語をお読みいただけますので、よろしければぜひ。
イングランド南東部ハードフォードシャーに生まれ、故郷の町に生涯住み続けた。結婚後に執筆を始めたが、作品の構想を練ってから執筆に入る前のリサーチが、書くこと以上に好きだったという。趣味はバレエや芝居の鑑賞。2001年死去。