ハーレクイン・シリーズ
財閥富豪と孤独な聖母
しあわせの絆 Ⅰ
何より大切なおなかの子に、緊急事態が!
支えてくれる家族もない孤独な聖母は……。
研修医のオリヴィアは亡夫の遺伝子を継ぐ子を人工授精で身ごもり、 その大切な命とともにこれからの人生を歩んでいくつもりだった。 しかし運命は残酷にも、彼女から心のよすがを奪おうとしていた。 じつは手違いで、おなかの子が我が子でないことがわかったのだ! 本当の親にこの子を奪われてしまうかもしれないなんて……。 頼れる者もおらず、どうしようもない孤独感に沈んでいると、 意外な人物に慰められ、オリヴィアは思わずときめきを覚えた── 職場で女性スタッフらが熱い視線を送る美形ドクター、デイヴィッド。 だが、彼が全米屈指の財閥出身だと密かに知る彼女は、我が身を戒めた。 ただの同情を勘違いしてはだめ。これ以上辛いことに耐えられないから。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2017年09月05日
-
- 著者
- アン・フレイザー
-
- 訳者
- 小長光弘美
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2017年08月24日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-22481-1
-
- 書籍番号
- I-2481
-
- ミニシリーズ
- しあわせの絆
読者レビュー
-
モニター
実は体外受精や代理母といった題材が苦手だったのですが、読み出したらページをめくる手が止まらずアッと言う間に読み終えました。作者が医療従事者だった事もあり作中の医療現場の描写にとてもリアリティがあります。そして体外受精で起こりうる種々の問題について考えさせられる内容でした。
-
hiro
チャーミングで独身主義のヒーローと真面目でしっかり者のヒロイン。相反する二人が赤ちゃんを通して引かれあっていく、イマージュらしい作品です。欲をいえば、ヒロインにもっとわがままに強さを出して欲しかった! ヒロインが真面目すぎて共感できないところがありました。色々な試練を乗り越えてシングルマザーの覚悟を決めたヒロインならもっとわがままを言ってもいいはず! と。読み終わった後にそこが少し物足りなく感じました。
-
モニター
困難に立ち向かうヒロインと、側で見守り支えるヒーローに心から感動しました。作者の作品は初めて読んだのですが、世界観に引き込まれました。
同じテーマから探す
スコットランド生まれの南アフリカ育ち。学校を卒業して、いったん両親の故郷であるスコットランド西岸の離島へ戻るが、看護師の訓練を積むために島を離れ、その後は大学に進学して英文学を専攻した。結婚して第一子を出産したあと、医師の夫と仕事をしながらアフリカの地方やオーストラリア、カナダを歴訪。かつて病院で人工授精の部署を統括していた自身の経験を活かし、自著の中でも医療現場をよく描き、夫や同僚医師の協力のもと事実確認をしたり最新情報を得たりしている。