ハーレクイン・シリーズ
夫の事故死から半年後、ローワンの家に義弟ダリオが突然現れると、 ぶしつけに尋ねた。「兄との間にできた息子はどこにいる?」 いったいなんの話? ローワンには子供はいない。 夫はイタリアの伯爵家の長男だが、父親からは勘当されていた。 だがダリオと話しているうちに、子供が生まれたと嘘をつき、 伯爵家から多額の養育費をせしめていた夫の裏の顔が見えてきた。 ダリオから明らかな疑惑の目を向けられたローワンは狼狽した。 違う! 私は知らなかったのよ。有無を言わさず彼が冷たく告げた。 「僕と一緒にローマに来て、父の前で弁明してもらおうか」
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年08月05日
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- 著者
- ジェイン・アーバー
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- 訳者
- 中村美穂
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年07月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13262-8
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- 書籍番号
- R-3262
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モニター
最初から残り10ページくらいまでヒロインと一緒に「?」「??」「???」というくらい混乱し続け、絶対この話終わるわけない! と思いながら読んでました。ヒーローの冷淡さの奥にある愛情とウブさが意外なほどで、お父さんのアシストがあって良かったです! ヒストリカルとイマージュの雰囲気がある作品でした。
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モニター
亡き夫(ヒーローの兄)の嘘で確かにヒロインを信じられないのはわかるけど、ヒーローは尊大で傲慢で、本当にヒロインに対する態度がひどすぎるし、ヒーローの元カノも出てきてその人はいい人じゃないし、前半はヒロインが可哀想になりました。でも後半になって義父に公正な判断で迎えてもらえ、少しずつ周りとも打ち解けていくヒロイン。そんな中、なかなか自分の気持ちと折り合いがつかず、葛藤してるヒーロー、そしてヒーローに惹かれるヒロイン。芯が強くて周りの人のことを思いやれるヒロインがハッピーエンドを迎えられてよかったです。
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モニター
ヒロイン視点のお話だったのでヒーローがどう考えてるのかわからずヤキモキしました。お話も意外な展開を見せたりするので先が気になって一気に読めました。面白かったです。
イギリス生まれの作家。1948年のデビュー以来、ハーレクイン・ロマンスを中心に50作以上の作品を世に送りだした。