ハーレクイン・シリーズ
知られざる愛の使者
たとえ私を愛してくれなくても、
血を分けたこの子だけでも……。
サラは生後半年の息子を母に預け、大病院の救急科に復職したが、 初日、そこにはなんと1年半前に別れた恋人ジェイミーがいた。 彼女が結婚を夢見るようになったとたんに異国へ逃げた彼は、 その9カ月後に我が子が生まれたことをまだ知らない。 ジェイミーは最初から結婚も子供も望まないと宣言していたから、 捨てられて傷心していたサラは、独りで産み育てる決意をしたのだ。 彼の優秀な仕事ぶりに再びうずく恋心を必死に戒める彼女だったが、 そんなとき運悪く、サラの母が孫息子を連れて二人の前に現れた。 赤ん坊の月齢、瞳の色……にわかに自分の子と悟ったジェイミーは、 サラの母に冷たく言った。「少しサラと二人にしてもらえませんか?」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年06月05日
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- 著者
- アン・フレイザー
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- 訳者
- すなみ翔
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年05月25日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22469-9
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- 書籍番号
- I-2469
スコットランド生まれの南アフリカ育ち。学校を卒業して、いったん両親の故郷であるスコットランド西岸の離島へ戻るが、看護師の訓練を積むために島を離れ、その後は大学に進学して英文学を専攻した。結婚して第一子を出産したあと、医師の夫と仕事をしながらアフリカの地方やオーストラリア、カナダを歴訪。かつて病院で人工授精の部署を統括していた自身の経験を活かし、自著の中でも医療現場をよく描き、夫や同僚医師の協力のもと事実確認をしたり最新情報を得たりしている。