ハーレクイン・シリーズ
ホテル付秘書のアルバイトをするクローディアは、 日によってホテルのオフィスで働くこともあれば、 宿泊客の要請で臨時の秘書を務める場合もある。 今日の任務は、最上階のスイートルームに滞在する客の臨時秘書。 客は世界的な億万長者のエリス・ルフェーブルだ。 “彼はトラブルそのもの。気をつけて” ──そんなホテル側の注意が的中し、 クローディアはさっそくトラブルに巻きこまれた。 部屋に入るなり、一方的にエリスから言い渡されたのだ。 「今夜は、きみもここに泊まるように」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年05月20日
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- 著者
- シャーロット・ラム
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- 訳者
- 三好陽子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年05月10日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-55403-1
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- 書籍番号
- PB-203 (初版R-900)
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モニター
タイトルの通り、『ミスター・トラブル』に振り回されるヒロインの感情の変化がまさしくハーレクインの世界観です。王道のちょっと(大分かな?)傲慢なヒーローの行動・言動に戸惑い、激怒し、赤面し、そして惹かれる。まさに非現実的で、それでいてハーレクインの世界観を裏切らない展開のストーリーになっています。読み進めていくうちに、「もっと怒ってもいいんだよ!!」とか「何故そこで黙るの!」とか、色々もやもやする展開もあります。でもそのもやもや感がクライマックスに向けてのエッセンスになり、最後のセリフが活きてきます。このセリフは「私もこう言われたいなぁ~」と思うのです。ヒーローには私的にはもう少しこちらが照れる位のセリフが欲しいところですが、でも思い返すと、これ位傲慢な方が逆にヒロインの葛藤ともつりあうのかも、とも感じます。
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モニター
傲慢なヒーローと芯の強いヒロインがぶつかりあいながらも惹かれていくのですが、いろいろ誤解もあり読んでいて引き込まれます。25年前という古さを少しも感じさせない作品でした。
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モニター
テンポよく読み進めやすいお話でした。憤慨するほどではないものの(?)そこそこ酷いかもヒーローでしたが、最後まで楽しく読めました。ヒーロー父もいい感じで愛せるキャラでした。
第2次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はイギリス本土から100キロ離れたマン島で暮らす。大の子供好きで、5人の子供を育てた。ジャーナリストである夫の強いすすめによって執筆活動に入った。2000年秋、ファンに惜しまれつつこの世を去った。ハーレクイン・ロマンスやハーレクイン・イマージュなどで刊行された彼女の作品は100冊以上にのぼる。