ハーレクイン・シリーズ
イタリア富豪の孤独な妻
夫が求めているのは跡継ぎだけ。
愛されていると思ったのは、幻だった。
父の命令でイタリア人実業家アレッサンドロと結婚し、 ナポリで幸せな暮らしを送っていたオクタヴィア。 ところが妊娠がわかると夫は手のひらを返したように冷たくなり、 安全だからという理由であっさり妻をロンドンに送り返した。 私は子どもを産むための道具だったのね── 孤独と不信のなか、やがて男児を出産したオクタヴィアだったが、 我が子を抱いたときに妙な違和感を覚えた。私の子ではないわ! 取り違えを訴えるも誰も取り合わず、すがるように夫を見ると、 彼もまたうんざりしたとばかりに冷たく妻を見返して……。
-
- 頁数
- 224頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2017年03月05日
-
- 著者
- ダニー・コリンズ
-
- 訳者
- 竹内さくら
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2017年02月16日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-13230-7
-
- 書籍番号
- R-3230
読者レビュー
-
モニター
契約結婚を余儀なくされた2人。そのためかお互いが今一歩相手に近づけない。読んでいてもどかしい。妊娠後妻を遠ざけたことなど、伏線がわからなければ子供だけがほしいと疑うのは当然。信頼関係をくのは必須です。最後に夫の気持ちを確かめようとヒロインのとった行動はすごいです。
-
モニター
親の決めた相手と結婚するものだと言われて育ってきたヒロインでしたが、自分をしっかり持っていて魅力的な女性です。その事にヒーローも次第に気づき、彼女を大事にしますが、ヒーローのいとこの策略に2人は翻弄されます。ヒーローがヒロインを大事にするところは読んでいて温かい気持ちになりました。
-
モニター
ホットなラブシーンに毎回ドキドキさせられます。期待通りです。冒頭からヒロインの危機、一気に読者を引きつけます。裏切り、気持ちのすれ違い、子どもの幸せ、家族の和解等々、よくあるパターンではありますが、傲慢ななかにも迷いのあるヒーローに共感です。
同じテーマから探す
カナダ出身の作家。高校生のころにロマンス小説と出会い、小説家という職業はなんてすばらしいのだろうと思ったという。以来、家族の反対や“普通の”仕事に追われながらも、さまざまなジャンルの執筆に挑戦し、ついに念願叶ってハーレクインからデビューすることになった。まるでロマンス小説さながらの、ハッピーエンドを生きている気分だと語る。