ハーレクイン・シリーズ
天使に託した二度目の恋
幼い愛娘が知らずになついた相手は、
かつて愛し別れた、娘の父親だった。
未婚の母ハナにとって、一人娘のオリビアだけが生きがいだった。 5年前、娘の父親ジャックとは、彼に妻子がいると発覚して別れた。 その後、彼の子を身ごもっていることに気づいたが、非情にも、 妊娠を知らせるはずの手紙は未開封のまま戻ってきたのだった。 今、そのジャックが小児外科医としてふたたび目の前に現れ、 ハナは幼い娘とのささやかな幸せをかき乱されまいと、 とっさに娘の年齢をごまかして別の人との子であるように装った。 やがて改めてお互いを知るうち、当時のジャックはすでに妻と離婚し、 しかも別れたあとに生まれた子供の存在を隠されていたことがわかった。 元妻の行為に憤る彼を前に、ハナは娘が彼の子だと言いだせず……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年02月20日
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- 著者
- アリスン・ロバーツ
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- 訳者
- 藤倉詩音
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年02月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22455-2
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- 書籍番号
- I-2455
読者レビュー
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しあわせ
冒頭に専門的な見解が詳しく描写されており、難しい展開になるのかと思いきや、胸がキュンとする場面が目まぐるしく展開される。女性なら、いえ男性でも一度は憧れてしまうロマンスの始まりだ。読み進めるうちに登場人物の個性にも引き込まれてしまうだろう。自分ならどうするだろう? どんな表情をするのだろう? まるで物語の中に登場している気分で止まらなくなるのは確実だ。ヒロインと娘が住んでいる家の中や外の空気まで感じてしまう。物語の舞台に漂う香りや音さえも感じられそうだ。きっと途中では止められない一冊となるだろう。
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なつめ
ハーレクインを初めて読みました。この作品のテーマは、純愛。ピュアな感じが素敵でした。学生時代に感じる真っ直ぐな愛情が大人バージョンになったようで、心がホッコリしました。
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モニター
伝えられない事のもどかしさ、切なさ、そして伝える事の大切さをあらためて気づかせてくれる作品でした。
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ゆきすず
登場人物も限られているので、人物も把握しやすく初心者の方にもオススメです。
ニュージーランド生まれの彼女は父親の仕事の関係で5歳のときから海外生活を経験した。帰国ののち小学校教師となり、医師の夫と結婚。クライストチャーチに移住後は医療関係の仕事に携わる。夫とスコットランドに滞在していたとき、小説を書き始めた。現在は救急隊員の資格を取るべく訓練中で、執筆の合間には、可能な限り現場に出ているという。