ハーレクイン・シリーズ
6年前に両親が亡くなってから、ベアトリスは夢をあきらめ、 美しいがわがままなきょうだいを必死に育ててきた。 そして彼らからの、使用人のような扱いに耐えていた。 しかしある夜、妹にディナーの給仕をしているところを、 富豪のエリオットにからかわれ、彼女はついに耐えられなくなる。 きょうだいの中で一人だけ美しくないのが、そんなに悪いこと? 屈辱と恥ずかしさから、ベアトリスがキッチンに逃げこんでも、 追いかけてきたエリオットは“泣き顔まで醜い”とあざけった。 ところが彼女が怒ると“かわいい君”と呼び、唇を奪って……。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年01月05日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 松本果蓮
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年12月15日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13213-0
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- 書籍番号
- R-3213
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- ミニシリーズ
- ベレア家の愛の呪縛
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ロビン
両親が事故死してからわがままな弟妹たちを育ててきたベアトリスが自立していくまでの物語。自信があり美しい弟妹たちの言いなりになっているヒロインに、読者はジリジリさせられページを繰る手が止まらない。ヒーローへの気持ちに気づいたあと、ヒーローと気持ちを確かめあう過程も一進一退が続き、やきもきする。しかしヒロインの今までの献身的すぎる人生や心のうちが丁寧に描かれているので最後の感慨もひとしおだった。
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モニター
劣等感というものがどんなふうに生まれ、それがどれほど幸せな時間を遠ざけているか・・・! そんなヒロインが素晴らしい人たちと出会い「自分自身を信じること」ができた時、やっと愛する人の愛を信じられるようになりました。本当によかった。多くの人にぜひ読んでもらいたいと切に思いました。
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モニター
エリオットは知り合った時から思いをいだいていたのに、きょうだいのために尽くしているヒロインはエリオットの気持ちに気付かないのがもどかしかったです。王道のロマンス小説でした。
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モニター
両親亡き後、親代わりと言うよりも使用人のように生きてきたベアトリス。この人が!? なぜ!? といぶかりながら、素敵な幸せを掴むまでドキドキでした。4部作と言うことで、毎月の発売日が楽しみです。
1946年、イギリスのランカシャー生まれ。夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まった。2011年、がんのため65歳で生涯を閉じる。病のなか晩年に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。