ハーレクイン・シリーズ
嫌いになれなくて
ハーレクイン・ディザイア傑作選
わたしを誤解し、軽蔑している彼になんてもう二度と会いたくなかったのに。
大学生のテディは心を決めかねていた。親友のジェンナから、 この休暇に実家のカナダの牧場へまた遊びに来ないかと誘われている。 皮肉っぽい笑顔を見せるジェンナの兄で牧場主のキングを見ただけで、 女の子たちはぼうっとなるけれど、わたしはもう彼に会いたくない。 最初、彼に奇妙なほどじろじろと見つめられたとき、 まるでむき出しの肌を冷たい指で触れられたような気がしたから。 結局、親友の誘いを断りきれず牧場を訪れたテディに、 理不尽にもキングは辛辣な言葉を投げつけた。男たちに色目を使った、と。 なんてひどい人! 彼のおかげでいつも動揺させられてしまう。 彼は敵だ。そのことをけっして忘れてはだめ……。
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- 頁数
- 176頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年01月20日
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- 著者
- ダイアナ・パーマー
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- 訳者
- 庭植奈穂子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年01月05日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51740-1
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- 書籍番号
- D-1740 (初版PS-50)
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- ミニシリーズ
- ハーレクイン・ディザイア傑作選
読者レビュー
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モニター
年上だからといって大人の男性とは言い切れないということが分かりました! 不器用ですがお互いの気持ちに少しずつ歩み寄りたいという思いが伝わりました。
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ハーレクインを読むのは初めてでした。なぜ今まで読んでこなかったんだろうと後悔しました。ドキドキ感、切ない気持ち。久しぶりに本を読んで涙しました。話に引き込まれ、あっという間に1冊読み終えてしまい、もっと続きが読みたくて関連のものが無いものか探したり、余韻に浸っています。【grape2000】
《編集部より》ありがとうございます! 『初恋は秘めやかに』が関連作ですのでぜひお楽しみください。ダイアナ・パーマーは名作ぞろいですが、『拒まれた恋心』『バラの館』をお勧めいたします。
シリーズロマンスの世界で今もっとも売れている作家の一人。各紙のベストセラーリストにもたびたび登場している。かつて新聞記者として締め切りに追われる多忙な毎日を経験したことから、今も精力的に執筆を続ける。大の親日家として知られており、日本の言葉と文化を学んでいる。ジョージア州在住。