ハーレクイン・シリーズ
十八歳の臆病な花嫁
早すぎる結婚が怖かったんじゃない。
ただ、愛されないことが怖かった……。
ジュリエットは仕事先で思いがけない人と再会し、息をのんだ── 10年前の魅力もそのままに目の前に現れた敏腕医師のフィンは、 彼女がよく知りながら、ずっと避けてきた男性だった。 18歳のころ、ジュリエットは兄の親友であるフィンの子を身ごもり、 彼は責任をとるために彼女との結婚を決めた。 ところが、不幸にも結婚式の2週間前に流産してしまうと、 彼が結婚しようとしているのはお腹の子のためと信じる彼女は、 愛されぬ花嫁にはなりたくないと逃げ出したのだった。 いま、愛するフィンを前によみがえったつらい記憶が、 過去から目を背けてきたジュリエットの胸を容赦なくえぐって……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年12月20日
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- 著者
- サラ・モーガン
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- 訳者
- 森香夏子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年12月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22447-7
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- 書籍番号
- I-2447
読者レビュー
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モニターB
ヒロインのジュリエットは尊敬を集める程の立場を確立し、誇りも持っている。けれど、だからこそ平静でいようと自分の気持ちに鍵をかけてしまう。常に冷静な二人が時折お互いのために取り乱し、その度に氷が溶けるように幸せに近づく瞬間は運命からの贈り物のよう。ヒーローのフィンの尊大さと、その中にちらつく葛藤が切なくて魅力的でした。
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モニター
ロマンスの中でこれまでになく、登山とはここまで危険なのかとリアルに伝わってくるストーリーです。死と隣り合わせで、ハラハラしながら、忘れたはずの恋を甦らせていくのが魅力的です。恋に臆病なヒロインに対して、ぶれずに迫るヒーローが素敵です。
イギリスのウィルトシャー生まれ。看護師としての訓練を受けたのち、医療関連のさまざまな仕事に携わり、その経験をもとにしてロマンス小説を書き始めた。すてきなビジネスマンと結婚して、2人の息子の母となった。アウトドアライフを愛し、とりわけスキーと散歩が大のお気に入りだという。