ハーレクイン・シリーズ
伯爵夫人の条件
華麗なる日々 Ⅱ
パーティ会場で男に言い寄られ、困り果てているジュリアを、 サイラス・カボット・カーターは思惑ありげに見つめていた。 彼は近い将来、爵位と広大な領地を受け継ぐ名家の御曹司で、 常に絶対の自信を持ち、大勢の女性に取り囲まれている。 ジュリアが幼い頃から憧れながら、反発も感じていた年上の男性だ。 サイラスは「きみもあの男に気があるんだろう?」などと言って軽蔑をあらわにし、違うというなら証明してみせろとたたみかけた。 「いったいどうやって?」ジュリアが憤慨して問うと、 サイラスは平然と彼女の腰に手をまわし、こんな提案をした。 「僕の恋人を演じて、あの男を追い払えばいい」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年08月05日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 井上京子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年07月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42074-9
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- 書籍番号
- PB-174 (初版R-2154)
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- ミニシリーズ
- 華麗なる日々
読者レビュー
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1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。