ハーレクイン・シリーズ
両親亡き後、アンは鬼のような大伯母のもとで家政婦同然にこき使われ、 20歳になった今、好きでもない男性と結婚させられそうになっていた。 もう我慢できない……。アンは古い車に乗って家を飛び出し、 カリフォルニアに向かおうとしたが、途中で車が故障してしまった。 窮地を救ってくれたのは、ローリーとアンジェラの若夫婦。 学生結婚した二人は夫婦で初めてローリーの実家へ行くところだという。 二人の車に同乗してほっとした矢先、衝突事故に巻き込まれ、 アンは病院のベッドの上で意識を取り戻した。 そばにいたローリーの兄マットの言葉で、驚きの事実を知る。 若夫婦は亡くなり、彼女はアンジェラと取り違えられていた!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年08月05日
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- 著者
- フィリス・ホールドーソン
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- 訳者
- 後藤美香
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年07月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22430-9
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- 書籍番号
- I-2430 (初版L-124)
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ゆっき
最後の方は泣いてしまいました。本当の事を言いたくても言い出せないアンの感情に入り込んでしまい泣けました…。マットを思うアン、義父の優しさに包まれたアン。何度も読み返したくなる作品でした。
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みふき
他人になりすますことになったヒロインの、真実を明かしたい、でも過去に連れ戻されたくないという、その板挟みにハラハラ。二人の距離が近づくたび、ヒロインに突き放されるヒーローが、非難を浴びせる様子にやきもきしました。思いがけない形で真実がわかった時、二人の想いが重なりあってほっとした作品でした。
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まるっぺ
恋に落ちたら、相手に冷たく突き放されると傷つき、優しくされると嬉しくなるという、恋する女性なら誰もが味わったことがある気持ちを思い出しました。好きと言葉に出せない状況が読んでてドキドキさせてくれました。アンとマットのやりとりを読むうちに、結末が知りたくなり、一気に読めます。また、義理の父とアンとの関わりはほんわかします。複雑な心情のやりとりが多く、ヤキモキししながらも切なくドキドキする純粋な恋愛作品でした。
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uriko
ハーレクインにあるよね~な設定ですが、後半は心情や場面をもっと掘り下げて~っと、心の声が何回か上がりました。しかし、文章はとても読みやすく、最後まであっという間でした。
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くるくる
義父との関係に温かさを感じました。お互い惹かれ合う気持ちに感情移入がしにくくて「うぅ~ん。。。」と思うことも。叔母や元フィアンセ、義母と結局どうなったのかわかりませんでしたが、最後の義父のやさしさが救いでした。
作家としても、女性としても、愛については大ベテランだと自負する生粋のロマンティストだった。6人の子どもを育てたのち、カリフォルニア州サクラメント市が提供していた執筆講座に参加。その5年後に書き上げた『薔薇はつぼみのままで』で、ついにロマンス小説家としてデビューした。以来、精力的に執筆を続けてきたが、2007年に惜しまれつつこの世を去った。