作家詳細

ポーラ・マーシャル
ポーラ・マーシャル
Paula Marshall

ハーレクイン・ヒストリカルで活躍している。リージェンシーものを得意とし、風刺のきいた社交界のやりとりを鮮やかに描きだす実力派。 イングランドのレスターに生まれ、ノッティンガムで育つ。数学者である父親は第1次大戦で毒ガスの被害を受け、完全に健康を回復することはなかったが、ポーラにさまざまな手ほどきをした。チェス、トランプ、絵を教え、10歳の頃にはディケンズやサッカレーの作品を読ませていた。 ポーラが学校で大好きだったのは歴史、国語、美術。世界一の小説家になろうか、それとも世界一の画家になろうかと決めかねたほど! 卒業後は調査図書館員となり、勤務が終わると司書試験の勉強をした。古い作品や論文に囲まれて幸せな日々を過ごすが、なかでもかつてバイロンが住んでいたニューステッド・アビーで彼のコレクションを扱ったときのことは忘れられない。このとき読んだものが、のちにリージェンシーものを書き始めたときに役立った。実際にバイロンの手紙や持ち物に触れたのだから。 資料図書館で働くうちに、ポーラは将来の夫と出会う。彼も同じ司書で、空軍から復員後、図書館に戻って特別研究員の資格をとろうとしていた。同じテキストで学んでいたふたりは互いに助け合う。その結果、彼は特別研究員の資格を手に入れ、ポーラは彼を手に入れた。 ポーラは郷土史に関する執筆や講演を副業として始めた。とりわけ「ロビン・フッド」に関する講演を得意としている。彼女は執筆した論文のなかで、あのよこしまな「ノッティンガム公」の正体を明らかにしている。 ポーラには3人の子どもがいる。末っ子が学校に入ったのをきっかけに、国語と一般科目の臨時講師として仕事を再開。4年間勤めたあと、学位取得が必要になり社会人大学に入学、4年で歴史の学士号(優等卒業学位)を取得した。 退職後は絵を再開。人気サッカー選手スチュアート・ピアースの肖像画を所属チームのノッティンガム・フォレストに売るほどの腕前だ。休暇でアメリカのアリゾナに滞在中、ポーラは子どもの頃以来果たしていなかった小説の執筆をついに決意する。 幅広い歴史の知識を駆使して、歴史ロマンス小説の執筆を楽しんでいるポーラ。清教徒革命以降のイギリス史、1760~1980年のアメリカとロシアの歴史、戦争や革命の心理学など幅広い講演もこなす。休暇には、北極圏、ロシア、スカンジナビアを含むヨーロッパからアメリカ、ニュージーランドまで、夫と世界中を旅行。こうした豊富な知識を、執筆するほぼすべてのロマンス小説に生かしている。 ●インタビュー● ◆書くこと、読むことについて…… Q.作家であることの魅力は? A.刺激と創造を味わえること。そして人々を幸せにしていると感じられること。 Q.小説を書くときにお気に入りの設定や舞台は? それはなぜ? A.とくに好きな設定はありません。たいていは自分が訪れたことのある場所について書きます。書きたいと思う場所に行ったことがなければ、徹底的に調査します。 Q.お気に入りの自作は? A.『An Improper Duenna(未邦訳)』 Q.最近のハーレクイン社シリーズロマンス、MIRA BOOKSで自作以外のお気に入りは? A.『Manhunting』(ジェニファー・クルーズ)と『名誉の問題』(アン・へリス)。 Q.愛読書は? A.『鏡の国のアリス』(ルイス・キャロル) 『タイム・マシン』(H・G・ウェルズ) 『鳩の翼』(ヘンリー・ジェイムズ) 『殺人は広告する』(ドロシー・L・セイヤーズ) ◆ロマンスについて…… Q.最高にロマンティックな食事とは? A.ケヴュルツトラミナー(白ワイン)でいただくスモークサーモン。ラムチョップ、新ジャガ、グリーンピースをメルロー(赤ワイン)で。自家製ストロベリークリームと自家製メレンゲ。あるいは雨のなか、生け垣の下で「ふさわしい男性」といただくサンドイッチ、ビスケット、ボトル入りの水(ほぼ60年前)。 Q.二人のあいだに愛情を保つ秘訣は? A.つねに相手を思いやるだけでなく、予告なしにちょっとしたプレゼントをあげたりすること。大げさなものである必要はありません。 Q.これまでで最もロマンティックだった場所は? A.イタリアのベニス、トスカーナ。 ◆自分自身について…… Q.書くこと以外に欲しい才能は? A.プロとして講演もするし、売れるくらいの絵も描くし、手間賃をいただくくらい刺繍もできるし、「オムレツ・コンテスト」ではプロのシェフ顔負けの腕前だし、図々しいながらこの質問には答えられません! Q.尊敬する人は? それはなぜ? A.マーガレット・サッチャー。政治とは無関係に、とにかく彼女は男性社会でものごとをやり遂げたから。 Q.「大好きなもの」をひとつ教えてください。 A.チョコレート。 Q.男性に最も求める資質は? A.勇気。 Q.ずっとやりたいのに、やってみる勇気がないことは? A.車の運転。 Q.作家でなければ何をしていましたか? A.小説を書き始めたのは研究生活を引退してからですし、結婚前は資料図書館で調査アシスタントをしていました。難しい質問ですね。

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