作家詳細
ハーレクイン・ロマンスの人気作家。2002年の日本デビュー以来、魅力的なラテン系ヒーローが多く登場する作品で着実にファンを増やしている。 カリフォルニア州出身。わずか8歳にして、オルコットの名作「若草物語」を思わせるような正統派の物語を書いた。だが、学校でいたずらっ子に見つかってその原稿を破かれてしまい、早くも挫折を味わうはめに。とはいえ、創作をあきらめたわけではなく、その後も新聞やティーンエイジャー向けの雑誌にしばしば詩を発表する。13歳のとき、ともに教育関係の仕事に携わっていた両親に連れられて一年間ヨーロッパを旅した。多感な時期ゆえおおいに刺激を受け、イギリスにはまるで故郷のような愛着を感じたという。またイタリアではすべてが新鮮で、とりわけハンサムなイタリア人男性たちに魅了された。15歳で父親を亡くしたあとも、高校と大学生活を通じて豊富な海外体験を積む。異文化に身を置き、ひたすら読書にふける日々を過ごした。 少女時代、ハーレクイン社のロマンス小説を愛読していた彼女は、大学卒業後イギリス支社に作品を送った。残念ながら最初の4作品は採用されなかったものの、大学へ戻って文学修士号を取得し、教職の合間に雑誌記者としても活動。2000年に作品を買い上げられて、晴れて作家の仲間入りを果たす。 お気に入りの作品は、日本では2002年3月に刊行された「孤独を抱きしめて」(R-1758)。セクシーなイタリア人ヒーローを描いたストーリーで、デビュー作にあたる。この作品だけではなく、彼女の描く男性はギリシャやイタリア、中東など魅惑的な国々の出身が多い。いずれはラテン系のゴージャスな男性と自立心旺盛なアメリカ人女性の恋物語を書いてみたいとのこと。 家やオフィスに花を飾るのが好きというロマンチスト。香りのよい花が好きで、冬のフリージアと夏のスイートピーは格別と語る。 現在は夫と二人の息子とともにワシントン州シアトルに暮らす。