作家詳細
マギー・シェイン
Maggie Shayne
日本でのデビュー作は2001年12月刊シルエット・ラブストリーム「疑惑を愛した女たち」(LS-126)に収録されている「仮面を外すとき」。数々の受賞経験を持つ全米ベストセラー作家であり、とりわけパラノーマルとロマンスの要素をうまく組み合わせたストーリー作りでは定評がある。 幼いころから豊かな創作能力を発揮し、5歳のときには童話「ブレーメンの音楽隊」の内容をアレンジして独自の味付けを加え、カラフルな挿絵をつけた作品を完成させたことも。不思議なもの、超自然的なものに興味を示し、多感な十代の時期にはホラー映画に傾倒。映画に出てくるドラキュラや狼男をただの怪物ではなく、報われぬ愛を求めつづけるロマンティックな存在ととらえ、いつか彼らが主人公のハッピーエンドのストーリーを書きたいと願っていた。数ある作品の中で、自らもっとも気に入っているのは、バンパイアが主人公の2002年2月刊「暗闇のファンタジー」(LS-129)。永遠のときを手にしたがゆえに孤独に苦しむバンパイアたちの姿を見事に描きだしている。 天性の小説家ともいえるマギーだが、執筆の際に発生するわずらわしい契約や宣伝活動を厭い、子供のころと同じく、純粋に創作の喜びを味わっていると語る。また、パジャマ姿で仕事ができるのも作家であることのメリットと発言する無邪気な一面もあわせもつ。 14歳のときに出会い、ひとめで恋に落ちた夫との間に五人の娘をもうけた。現在は夫と下の二人の娘、二匹のブルドッグとニューヨーク州の田舎で幸せな日々を送っている。趣味は宝石用原石の収集やタロット占い、ヨガ、瞑想と幅広い。