8番目の子
その日から、私の名前は“8番”になった──。 人体実験に運命を狂わされた少女の葛藤、そして、迫られる決断。
ホロコーストの兆しが見えだした20世紀初頭、両親をなくした4歳のユダヤ人少女レイチェルは、ひとり孤児施設に預けられる。ある日流行病の疑いをかけられ検査を受けるが、それが恐ろしい“実験”の始まりとは知る由もなく……。孤児を使った人体実験、加熱していくユダヤ人迫害──時代の波に翻弄された少女の運命と決断とは? 著者が史実と、祖父から聞いた実話を基に紡いだ、渾身の意欲作。
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