ディズニーランド 世界最強のエンターテインメントが生まれるまで
世界を変えたいなら、目の前の常識を覆せ――世間からの批判、嘲笑、度重なる挫折に底をつく資金。それでも諦めなかった者の熱狂ドラマがここにある!今こそ読みたい壮大ノンフィクション。夢の国をつくったのは、リアルで泥臭い、人間の挑戦のストーリーだった――
リスクを顧みない直感と決断力、そして優れた芸術性とディテールにこだわる緻密さを兼ね備えた天才ウォルト・ディズニー。世紀のアミューズメントパークをこの世に生み出したひとりの男と、彼によって見出された、何十、何百という優秀な人々の知られざる闘いとは――。綿密な調査と取材で明かされる、ディズニーランド誕生の裏側。
今を生きるイノベーターたちに贈りたい、話題の書!
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ディズニーの哲学がここにある――
○ディテールにとことんこだわる
パーク内の線路に敷く砂利や、地上12メートルの高さにある手すりひとつにも
ウォルトは「リアル」を追い求めた
○「清潔であること」は絶対条件
当時の遊園地は雑多で汚れているところが多く、
清潔にこだわるウォルトの行為は「金の無駄遣い」と揶揄された
○新しいものを恐れない
新しい「テレビ」という媒体を映画業界は「敵」とみなしたが
ウォルトはいち早くそこに可能性を見出す
○進化しつづける
トライアル&エラーを繰り返し、日ごとディズニーランドは進化をつづける。
ウォルトは言う。「ディズニーランドは完成することがない」
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◆目次
第1章 1955年7月17日 日曜日 午前4時
第2章 ディズニーランドとの出会い
第3章 ネズミにつけるにはひどい名前
第4章 鉄道博覧会
第5章 庭を走る蒸気機関車
第6章 衰退する遊園地
第7章 ミニチュアの世界
第8章 始動
第9章 バズとウッディ
第10章 オレンジ郡
第11章 密かな買収
第12章 ロイ・ディズニー
第13章 世界のどこにもない場所
第14章 崖っぷちのテレビ局
第15章 アイデアを売り込む
第16章 イマジニアたち
第17章 海軍大将
第18章 ジャングルをつくる
第19章 アロー社
第20章 ハリエットと模型工房
第21章 本物の鉄道
第22章 未開拓地の王
第23章 スポンサー探し
第24章 スタッフ教育
第25章 ポニー・ファームの誕生
第26章 ジャングルクルーズに必要なもの
第27章 ゾウの乳しぼり
第28章 期待を背負ったオートピア
第29章 未来のロケット
第30章 お城のゲートをくぐって
第31章 完璧主義者
第32章 ルースの役目
第33章 労働組合との衝突
第34章 開業までのカウントダウン
第35章 光陰矢の如し
第36章 ディズニーランドの幕開け
第37章 幕開けの舞台裏:暗黒の日曜日
第38章 ダメージ・コントロール
第39章 価値のあること
第40章 プラシング
第41章 山とモノレール
第42章 ディズニーランド1959
第43章 アメリカから世界へ
第44章 天国の神様を訴える
第45章 理想郷と批判
第46章 史上最高の都市計画
第47章 別れのとき
第48章 終わらない夢