サードウェーブ 世界経済を変える「第三の波」が来る
史上最大の企業合併を成し遂げたAOL創設者が語る、未来のビジネスの提言 ウォーレン・バフェット絶賛! 《ウォール・ストリート・ジャーナル》ビジネス書ランキング初登場1位!
訳者:加藤万里子
第三の波とは、「インターネットに接続可能な」ということばが「電気に接続可能な」ということばと同じくらい滑稽なものに聞こえはじめる時代だ。IoT(モノのインターネット)というコンセプトが、それだけでは限定的すぎると見なされる時代でもある。
なぜなら、私たちはもっと広範なInternet of Everything(あらゆるモノのインターネット)が出現しはじめていると気づくことになるのだから。
——はじめにより
大企業/スタートアップ、正規/非正規雇用、大都市/地方都市——
IoTの先、ヒト・モノ・場所、あらゆるものが「つながる」時代に成功するのは?!
「彼が歩いた道のりには、起業家に大切な教訓が詰まっている」
——ウォーレン・バフェット(投資家)
「技術革新が世界と経済をどう変えていくかを予測する、素晴らしい書」
——シェリル・サンドバーグ(フェイスブックCOO)
「次に何が起きるか、社会の大きなうねりを見抜くことのできる真の〝先駆者(ビジョナリー)〟」
——アルビン&ハイジ・トフラー(未来学者。『第三の波』著者)
序文 ——ウォルター・アイザックソン
はじめに
第一章 曲がりくねった道
第二章 AOL[アメリカ・オンライン]の誕生
第三章 第三の波
第四章 スタートアップ、スピードアップ
第五章 三つのP
第六章 破壊を許す
第七章 シリコンバレーから「その他のあらゆる地域」へ
第八章 新たな潮流——インパクト投資
第九章 栄光と挫折
第十章 見える手
第十一章 破壊されるアメリカ
第十二章 波に乗れ
謝辞
訳者あとがき
原注
【著者紹介】
スティーブ・ケース(Steve Case)
アメリカ・オンライン(AOL)の元CEOで共同創設者。インターネット・プロバイダのパイオニア的存在であるAOLは1990年代に急成長を遂げ、2000年1月にメディア大手のタイム・ワーナーと合併。「AOLタイム・ワーナー」の時価総額は当時3500億ドルを超え 米国史上最大の合併と言われた。ITバブル崩壊を引き金とした経営不振を機に、2003年同社の会長職を辞任(AOLタイム・ワーナーの合併は2009年解消)。現在は投資会社レボリューションの会長兼CEOを務める傍ら、妻ジーンと創設したケース財団の会長として若き起業家を支援する活動に尽力している。“グローバル・アントレプレナーシップのための大統領特使(PAGE)”メンバー。