ヴィオラ・カー
VIOLA CARR

ヴィオラ・カーはどこか遠い不思議の国で生まれたが、ある霧深い十月の夜、ロンドン暗黒部に迷いこみ、それきり抜け出せなくなった。いまはガス灯のもと、クラシック音楽と愛猫のいびきをおともに数えきれない歴史書をむさぼり、ファンタジー小説を口述している。